ジーア/悲劇のスーパーモデル (TV放映版) |
ジア/裸のスーパーモデル (DVD版) |
問題児だった
でも悪気のない人だったから
怒れなかった
セックスは付け足し
麻薬が怖かった
誰にでもモーションを
でも あまりに無邪気で イヤがられなかった
心を求めてた
怖かったわ 中毒とかあるでしょ | |
ジーア?
そうよ
遅刻ね 顔を洗って
洗ったわ 初めまして
何をしたらいい?
知らないわ 田舎者だから
ステキ
眉を整える?
抜いたわ
リンダよ
よろしく
ジア?
そうよ
遅刻ね 顔を洗って
洗ってきた
よろしく
手ごわそうね
どうかな ただの田舎者だよ
最高ね
顔を見せて
まゆのチェックを
整えたわ
リンダよ
よろしく | |
私も撮るの?
私も入るの? | |
どこへ?
どうしたの
あなた 裸よ
なぜ行くの
ボーイフレンドが
それで?
帰らなくちゃ
なぜみんな消えるの
どこ行くっていうの
あなたと私 だって…
つまり…
私 とても古い人間なの
私もよ
でしょうね
行かないで
お願いだからいて 朝食を作るわ
ダメよ 待って 行かないで
ごめんなさい
電話する
しないか
どこへ?
どうしたの?
服も着ないで
答えてよ
ボーイフレンドが
だから?
だから行かなきゃ
みんな行くのよね
どこへ行くってわけ?
あなたと その… ゆうべは過ごしたけど
その つまり…
私って すごく堅い人間なの
あたしもよ
ええ よく分かるわ
行かないで
お願いよ 朝ごはん作るから
ダメよ 何で?
ごめんね 許して
電話する
しないよ | |
彼女はまるで子犬
愛してほしくてジャレつく
だから愛した 愛さずにはいられなかった
まるで子犬みたい
愛してと全身で訴えてた
愛したわ
会った瞬間から | |
私の車よ
乗る?
どうしよう
いいから乗って
どこへ?
フィラデルフィア
つかまって
買ったの どう?
乗って
急だわ
そんなこと言わないで
どこへ?
フィラデルフィア
つかまって! | |
見てもいい?
見ても? | |
相手によって人が変わる
私の知る彼女と
知らない彼女
彼女のすべてを知る人間なんて
いないわ
彼女は多面的な人だったわ
理解しては─
見失った
彼女をこうだと 言い切ることは─
とても無理 | |
放っといて
そうよ 生花店協会の会長と
ありがとう
ほっといて
ええ 翼を持った 花キューピットと | |
電話したのに
ボーイフレンドのビリーよ
やめた方が
バカに見える?
明日 仕事が
あなたほど美しい人はいない 来て
ダメよ
じゃあね
彼女が“花屋”よ
留守電ばかり
ボーイフレンドのビリー
それは やめて
バカに見える?
明日 仕事なの
あなたは誰より最高よ
一緒に来て
ムリよ
分かった
あれが花屋よ | |
ずっと想ってた
大丈夫?
ボーイフレンドは?
もういないわ
汚れてるの
何てこと
会いたくて
大丈夫?
あの男はいる?
彼とは別れたわ
汚いの | |
麻薬が怖かった 人が麻薬に溺れる様子も
彼女にも言ったわ
私は何でも怖いの
彼女はやめると約束した
だから私たち2人 うまくいくと信じたの
お互いあんなに 求め合ってたんだもの
だから同棲を
とても幸せだった
ドラッグは怖かった 中毒になるし
そう言ったわ
私 臆病だから
彼女は やめると誓った
だから信じたわ
二人でやっていけると
お互い 穏やかな関係を 望んでいたもの
そして─
安らぎを手に入れた | |
どうぞ旦那様 熱いうちに
どうも 奥様
ほらね 立派な奥さんになれるわ
幸せよ
料理を
食べて
どうぞ 旦那様 できたてよ
ありがと 奥様
やれるわ
主婦も こなせる
楽しくね
ヤルか
ケチャップで
できたわ
食べて | |
私が何したのよ
無謀運転 そのうえ抵抗したんでしょ
私のせい?
私のせいでもないわ
彼は荷物を取りに来ただけ 私はいなかった
なのに こんな騒ぎ
仕事に戻りたい お金が要るの
自分で稼がなきゃ 一緒には暮らせない
お荷物はイヤ
離れるのもイヤ
何も悪くないのに
よして 無謀運転に 公務執行妨害よ
誰のせいよ!
私だと言うの?
彼は留守中に 荷物を取りに来ただけよ
保釈できて幸いね
仕事に復帰する
お金が要るのよ
聞いて
一緒にいたいから こんな生活はダメ
耐えられない
そばにいたい | |
できないわ
できる
私はモデルよ しゃべるなんて無理
きれいよ
あなたのお陰
できない
大丈夫
黙って きれいに見せるのが 仕事なのに
きれいよ
メイクのおかげ | |
何するの?
見事なキックでしょ
ごめんなさい 悪かったわ 許して
笑顔が見たくて
怒ってるなら帰るわ
本当に行っちゃうから
終わりよ
明日 また来る
ダメよ 来ないで
やめて
取り消して
約束を破ったのは あなたよ
愛してる
ウソだわ
じゃあいい 愛してない
何様よ
警察? 裁判官? たった一度よ
一度だけ
大げさだわ
昨日はどう? おとといは?
やってない
誓うわ 私を見捨てないで
信用できない
逃げたいだけよ
勝手な人
モデルと寝たかっただけ 私のことなど どうでもいい
そうでしょ? 他人事だもの
お願い 許して
あなたがいなきゃダメなの
私の力じゃ どうにもならない
なるわよ 変わるわ ちゃんとする
そばにいて
30ドルある?
いつも文無し
なぜかいつもお金がない
靴下だけ
これが大事なんでしょ
私じゃなくて これが あなたにとってはすべて
選んで
選ぶの これか─
私か
どっちなの?
あなたの指
ひざ
肌
つま先
愛してる
何よ!
何のマネ?
蹴っ飛ばすのが好きなの
悪かった 本当にごめん
笑ってほしくて
引き止めるなら今よ
ちゃんとドアから出る
終わりよ
いいから 明日ね
もう会わない
ダメ!
そんなの
約束したはずでしょ
愛してる
ウソだわ
じゃ そう思ってれば?
ウソよ
警官にでもなったつもり?
一服しただけなのに
一服だけ
それが何?
昨日はどう? おとといは?
やってない
誓うから 見捨てないでよ
信じられない
信じる気がないのよ
無関心
モデルとヤりたかっただけ
どうだっていいんだ!
どうでもいいって 白状したら?
ねえ
ごめん
あなたが必要なの
私には どうすることもできない
できるよ
できたじゃない
更正させた
30ドルある?
お金がないの
ポケットは いつもカラ
靴下だけ
これのせいね
あなたを動かすものは これ
支配してる
選んで
お願い やめて
これか
私か
どちらかを
指が好き
このひざも
この肌も
つま先も | |
リンダ ジーアよ
謝りたくて…
今は病院にいるわ
プログラムの一部で 麻薬で傷つけた人たちに謝れって
一生かかっちゃうわね
ごめんなさい バカね
とにかく電話したのは 謝るため
あなたに会いたい
何なの? 切れた?
どうなってるの?
私よ
リンダ
何て言ったらいいか
いいのよ 全部 聞いてたわ
許せる?
今は長く話してられないの
また電話する
近いうちに出られるから
リンダ ジアよ
謝りたくて
更正施設にいるの
治療のプログラムに─
“迷惑をかけた人への謝罪”が
多すぎて一生かかるわね
ごめんなさい バカだった
とにかく─
謝らせて
今でも想ってる
テープが終わっちゃった?
切れたかな
私よ
リンダ
何を言えばいいか…
いいのよ
ずっと聞いてたから
いいの?
今日は これで切らなきゃ
だけど またかけていい?
もうじき出られるの
いいわ
じゃあね | |
リンダ このノートもおしまい
最後のページになるわ
会って別れを言って─
からっぽの私をあなたの匂い 感触で満たして
顔一杯に口づけを
ジーア
私よ
入って
お茶 飲む?
何だか緊張して… コーヒーがいい?
すぐ帰るから
なぜ?
用が
仕事?
いいえ もう仕事はないわ
ゆっくり話したいわ
私も でも今日はダメなの
分かったわ いつでも会えるんだし
そうね
今日は顔を見たくて寄ったの この顔が見たくて
今後は?
分からない 学校へ行くのもいいかな
実用的なことを習って
家庭を持って子供を作るのも いいわね
そっちは最近どうなの?
つまり男の人は?
体外受精がある
愛したのは あなただけ
そうね 分かってた
持ってて
おとぎ話?
そう 続きよ
バカなことばかり
捨てたくないけど 持ってるのもイヤ
読んでもいい
いいのよ
違うの 読んでほしいの
私には意味不明でも あなたなら…
また会える?
会いたい?
あのね
考えてたの
ビーチハウスを買おうかと
ちょうどいいと思って
二人でやり直すのに
いいわね
行かなきゃ
そんな まだいいでしょ
あなただけよ
愛したのは
すばらしい人
リンダへ
これが最後の日記 最後のページよ
別れを告げに行くわ
あなたのすべてを刻みつけよう においをかぎ 肌に触れ ─
顔中にキスをしよう
ジア
そうよ
入って
どうぞ
お茶を?
何だか緊張してるわ コーヒーがいい?
いいの すぐ帰るから
なぜ?
約束が
仕事?
いいえ もう仕事はないの
ゆっくり話したいわ
あたしも
今度ね
ええ
時間は たっぷりあるもの
そうね
今日は顔を見に来ただけ
会いたくて
これからは?
考えてるところ
学校へ行って 勉強しようかとも思うし─
子供を産んでもいいかも
なんてね
変わったわね
あなたが 男の話をするなんて
亭主は要らない
愛したのは あなただけ
ええ
分かってた
預かって
話は増えた?
いくつかはね
戯言も たくさん
捨てたくないけど 見るのはイヤで
読んでいいよ
いいえ よすわ
読んでもらいたいの
意味を見つけて あたしじゃ無理
分かった
また会えるわね?
会いたい?
ええ もちろんよ
ねえ
考えてたんだけど
海辺に家を買おうかと
お互いを見つめ直すのよ
心機一転 やり直すの
そうしたい
行かなきゃ
そんな
もう少しいて
愛したのは─
あなただけ
最高の人よ | |
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